【ISFJの短所って?】欠点を克服して不安を消す方法!

ISFJって?

「ISFJの欠点って何だろう?周りに指摘される前に知りたい…」
「最近、職場で浮いてる気がする。これって性格のせい?」
こんなお悩みはありませんか?

ISFJの欠点の多くは、心理機能である”外向直感機能””内向思考機能”の未発達から来ています。
本記事では、欠点の原因となる上記の機能が何か、どうすれば発達させて行けるのかについて解説いたします!

この記事を読むことで、「なぜか職場で浮いてしまう…」「いつもあの人と話がかみ合わないのはなぜ?」と言った疑問を解消し、対処していけるようになるはずです!

ISFJの短所とは?

ISFJは以下のような短所があります。

  1. 抽象的な話がわかりにくい
  2. 初めてのことにネガティブになりやすい
  3. 衝突の伴う議論への参加が耐え難い
  4. 計画外の臨機応変な対応が苦手

これはISFJに以下の特性があるためです。

  • 内向感覚機能が発達しやすい一方、外向直感機能が発達しづらい
    内向感覚:五感から得られる具体的なデータの蓄積から情報を集める機能
    外向直感:データを広く収集・組み合わせ、パターンや可能性などの情報を集める機能
  • 外向感情機能が発達しやすい一方、内向思考機能が発達しづらい
    外向感情:場の空気や他人の感情に基づいて、協調できるかを重視して判断する機能
    内向思考:周囲に惑わされず内面で思考し、自分なりの納得をもとに判断する機能
  • 計画と柔軟対応どちらが得意か:計画

たとえば以下のような経験はありませんか?

  • 「もっと先々の事考えた資料にしてくれる?」と言われても、「具体的に何を?」と思ってしまう
  • 「とりあえずやって」が一番困る
  • 職場の派閥争いに加わるのが嫌で躱していたら、「あの人誰にでもいい顔するよね」と言われ始めた

このような状況になるとISFJは自分の気持ちを表に出すことも苦手なため嫌と言う事も出来ず、心を壊してしまう可能性が高いです。

ですがこれらの短所は、実は長所の裏返しです。
ISFJは「空気を読む力」「ルールや手順に忠実」「人のために行動できる」点では右に出る者はいません。
長所として周囲にアピールする方法がいくらでもありますので、ご安心ください。
また次にそんな短所に振り回されずに済む考え方のヒント実際の対処法を紹介していきます。

短所①「抽象的な話がわかりにくい」の対処法

そもそも「もっと全体を意識して」のような抽象的な話は、ENTP(討論家)やENFP(運動家)など外向直感機能が発達した人が得意な考え方です。
我々ISFJは対極の内向感覚機能が発達しやすい一方、外向直感機能は発達しにくい傾向にあります。
そのため彼らの伝え方を受け取るためには少し工夫が必要です。

対処法1:抽象ワードの深堀

例えばENTP(討論者)上司に指示された資料を作成して提出した際に「もっと全体を意識して」と言われたとします。
この場合の抽象ワードは「全体」です。
全体とは何を示していますか?具体的に資料のどの部分が良くなかったですか?」
と深堀しましょう。

ENTPは収集した情報を無意識下で分析し、判断基準として使用します。
ISFJがそれを理解するためには、深堀して「判断基準」を解明していく必要があります。

深堀を繰り返すうちに、彼らの「判断基準」がどうできていくの感覚が分かってきます。
外向直感機能が育ってくるためです。
そうなれば深堀という手順を踏まずにスムーズに会話できるようになるでしょう。

対処法2:過去の類似事例を踏襲する

過去の類似事例があるのであれば、それを利用してしまいましょう
例えば資料作成であれば過去の物を流用するのは時間・品質の面で非常に有効です。

ただ外向直感機能が未熟な場合、少しの違いで類似事例と判断できない場合もあります。
その場合は各事例を要素でタグ付けして類似事例を探してみましょう。

仮に「社員旅行を企画して提案書を持ってきてくれ」と依頼があったとします。
まずは条件を以下の様に整理しましょう。

提案書名目的行先期間人数予算(1人/円)
全社社員旅行社員旅行関東圏1泊2日100人2万円

これらをタグとし、過去事例にも同様の切り口でタグを付けてみましょう。

過去事例
提案書名
目的行先期間人数予算(1人/円)
A社接待接待北海道1泊2日5人10万円
B部署懇親会懇親会六本木2時間20人0.5万円
C部署社員旅行社員旅行大阪2泊3日30人4万円

この場合、私であれば「C部署社員旅行」提案書をたたき台にして作成します。
提案書を作成する事を想像した時、5つのタグ(目的、行先、期間、人数、予算)の内もっとも内容に影響するものは「目的」と考えたためです。
このように事例にタグ付けする事でどの事例が類似事例なのか判断しやすくなります。

対処が難しい場合

環境を変えましょう。
対処法を状況が許さない場合も多々あります。
相手が抽象ワードの深堀に協力してくれない、周囲が高圧的・非協力的で対処しようが無いなど。

厄介な事に外向直感優勢のタイプは抽象的な話をする割には、その結論に至った判断材料が明確になっていない事もしばしば…(内向感覚機能が未熟な場合が多いため)
未熟な機能を使う時はストレスが掛かるため、人によっては「なんでわからないんだ」と怒りだす場合もあります。
特にENTP(討論者)は2番目に発達しにくい機能が外向感情機能のため、より周りを気にせず怒りを表現してしまう可能性が高いです。

これらの場合、ISFJは心が壊れてしまいます。
心が壊れる前に環境を変えましょう。
職場を変える場合は以下の記事が参考になります。
 【退職代行に迷うISFJさんへ】「わたしNEXT」なら自分のペースで辞められる理由とは?
 【怖くて退職を言い出せないあなたへ】「男の退職代行」が“穏やかに辞めたい”を叶えます

短所②「初めてのことにネガティブになりやすい」の対処法

初めてのことにネガティブになりやすいのは、未熟な外向直感機能が原因です。
外向直感は可能性など未知の事について情報を集める機能でもあります。
これが未発達だと、未知の事について過度に不安を膨らませる事になります。

対策として一番は外向直感機能を磨く事ですが、一朝一夕で身に着くものではありません。
以下の対処法を行いつつ徐々に外向直感機能を磨いていきましょう。

対処法:成否に関わる要素を洗い出し、予測する

まずは成否に関わる要素を洗い出しましょう。
外向直感機能が発達している場合、”意識する事なく”自然に成否に関わる要素から予測し成功しそうかどうか判断できるため、未知の事でも自信をもって取り組む事が出来ます。
しかし未発達の場合は、”意識して”成否に関わる要素を洗い出す所から始めなければなりません。

例えば初めて冷蔵庫を買い替えなければならなくなったとしましょう。
その場合に考えられる要素を出してみます。

  • サイズ(部屋に配置できる大きさか)
  • 機能(欲しい機能が搭載されているか)
  • 値段(安く買えるかどうか)

「選ぶ時これらをチェックすれば、大きくは失敗しないだろう」と予測出来れば、極端にネガティブに考えて何も行動できないといった事は無いと思います。
もし要素が漏れていて失敗してしまった場合、どの要素が漏れていたのか振り返り、外向直感機能の発達に繋げましょう。

このようにまずは要素を洗い出し、次に予測を行う事を意識的に行ってみましょう。

短所③「衝突の伴う議論への参加が耐え難い」の対処法

これの原因は複数あるため、以下の様にまとめました。

原因内容
外向感情機能の過剰反応衝突=場の崩壊と感じてしまう
外向直感機能の未発達語気の強さ・言葉のみを真実と思い込むため、「攻撃✕意見交換〇」「この人のスタイルなだけ」など、相手の“別の意図”を想像できない
内向思考機能の未発達自分の意見に確信が持てず萎縮してしまう

次にこれらの機能を磨きつつ対処できる方法について解説して行きます。

対処法:まずはチャットでの議論で慣れよう

顔を突き合わせての議論では感情が丸見え。しかもリアルタイムでのやり取りを求められます。
これでは慣れていない機能を使おうとしているISFJの考える”余裕”も”時間”も確保できません。

Slack・Teams・SNSでもなんでもいいです。
なるべく議論はチャットで行うようにし、以下の手順を実践してみましょう。

  1. 対立している意見をメモ
  2. 自分がなぜそう思ったのか/相手の意見をどう感じたかを1〜2行で整理
  3. 上記を文章にまとめ、議論の場に出す

この方法のメリットは対面での議論に比べ時間と余裕が確保でき、各機能を効率的に磨く事が出来る事です。
実際どのように磨かれていくのかを以下にまとめました。

機能鍛えられる理由
外向感情機能その場の空気や衝突が緩和されるので「落ち着いた形」で思いやりある文章を考える練習になる
外向直観機能即レスが不要なため、一歩引いて「この人はこういう視点かも」と想像する余裕が出来る
内向思考機能自分の考えを論理的に組み立て直す習慣が付く
「私はこう思う」を持てるようになる

慣れてきたら対面での議論でも手順を実践してみましょう。
その内メモなしでも余裕をもって議論できるようになるはずです。

短所④「計画外の臨機応変な対応が苦手」の対処法

臨機応変な対応が苦手な原因は、内向感覚機能への依存と外向直感機能の未発達です。

原因内容
内向感覚機能への依存「慣れた手順」「過去にうまくいったパターン」に依存するため、急な変更・新しい状況・予測不能な展開に対して不安やストレスを強く感じる。
外向直感機能の未発達外向直感は可能性など未知の事について情報を集める機能であり、これが未発達だと”計画外”という未知に恐怖しパニックに陥る。

次に外向直感を磨きつつ対処できる方法について解説して行きます。

対処法:トラブル時の汎用的な対応を事前に決めておく

まずは発達した内向感覚を使って事前にトラブル時の汎用的な対応を決めておきましょう。
かなり簡単な図になりますが、以下は例です。

重要なのは対応する”時間”を確保する事です。
未発達な外向直感を働かせるには、どうしても時間が必要です。
そのための時間を事前に決めて確保する事で、外向直感を磨きつつトラブル対応もこなす事が出来ます。

もちろん上記で適切な対応が出来ない場合もあるでしょうが、一度決めた流れを経験を元に改善していくのは内向感覚に優れたISFJの十八番です。
長所を生かし、常にトラブル時の対応方法を改善していきましょう。

まとめ

ISFJは「責任感」「誠実さ」「人に尽くす力」に秀でていますが、抽象的な話や突然の変化には弱い傾向があります。

ただ、それは「過去の積み重ねを大事にし、人と調和する力」が強い証拠でもあります。

今回紹介した対処法を活用しつつ、自分の強みをベースに少しずつ「苦手なこと」への耐性を育てていきましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました