「私(ISFJ)と好きな人(ISTP)の相性ってどうなんだろう…」
「ISFJさんって何考えてるのかいまいちわからないな。どういう意図なんだろう?」
こんな悩みを抱えていませんか?
ISFJとISTPの相性は”感情と論理の優先順位の違い“さえ乗り越えれば良好と言えます。
この記事では「よくあるすれ違いと対処法」や「距離を縮める方法」など、お互いが良い関係を築くために必要であろう事について徹底解説致します!
ISFJとISTPの特徴比較表

項目 | ISFJ | ISTP |
---|---|---|
知覚傾向 | 現在・未来よりも過去の経験を重視する。 | 未来よりも過去の経験と現在の状況を重視する。 |
交流傾向 | 他者との関係では何よりもその場の雰囲気が最重要(自分の意見は二の次)。 喧嘩や言い合いを見るのは苦痛なため、話題を逸らす・自分の意見を隠すなどして回避しようとする。 少人数の集まりを好む。 他者との関係性(上司・同僚など)を重視するため、親密になるには時間がかかる。 感情に寄り添う落ち着いた交流を好む。 | 人やものと距離を保ち自立している。自然体。 観察と考察にリソースを多く割くため普段は控えめだが、興味のある少人数の集まりだと多弁になり周囲を楽しませる。 人は平等であると信じ、周囲の人の発言に寛容。 一方、自身が事実・正論と思えば他人の感情は考慮に入れず発言する。 拒否や敵意に敏感だが自身の感情に疎く、蓄積した感情に気づかず急に爆発する事がある。 特に自身や自身の論理が脅かされると、それが顕著に出る。 正確でシンプルなやり取りを好む。 |
嫌いな人 | 誰かを蔑ろにする発言・行動をする人。 自分で言った事を守らない人。 | 大雑把、自分で言った事を守らない人。 感情的な人。 効率の悪い人。 |
仕事傾向 | 規則正しく計画的な行動を好み、臨機応変な対応は苦手。 ToDoリストを次々と消化していく事でモチベーションが上がる。 責任感が強く、一度手を付けた仕事は根気強くやり抜く。 職場には明文化されたルールがある方が心地よい。 実践的でない理論や漠然とした経験則、方向性だけの詳細がぼんやりしたプランなどを信用できない。 一貫性のあるデータや現実的な計画を信用する。 | 新しい状況を積極的に探究し適応し、最小の労力で最大の効果を上げるように対処する。 一方絶えず情報を取り込み更新しており、効果的と判断するとすぐに方向転換するため、「予測のつきにくい人」と思われる事も。 危機的状況に対して実際的な解決策を見出す事を楽しみ、リスク恐れず度胸があり冷静である。 長期での目標達成に関してはモチベーションが上がりにくい。 保守的な職場・ルールには抵抗感を覚え、状況の変化に応じてより効率的に更新すべきと考える。 実践的でない理論や感情論、方向性だけの詳細がぼんやりしたプランにはストレスを感じる。 現実に即したデータに基づく実践的な提案を信用する。 |
自己評価 | 現実的。常に内省的なので、過大も過小もしない。 | 持ち前の観察力で現実的な評価を持つ。 |
承認欲求 | 自分の努力に対する評価は言葉や態度で示される事を好む。 通知表や給与、評定だけでは不満。 | 自身のパフォーマンスに対するフィードバックを好む。 |
恋愛・友情における相性と課題

1. 初対面ではISFJがISTPに好意を覚える
ISFJから見たISTPは、自然体・有言実行・一貫性のある様がISFJの保守的な性質に合っているため良い印象に映るでしょう。
またISFJは親しくなる事に時間を掛けるタイプのため、ISTPの一歩引いた態度にも好感を覚えます。
お互い少人数の集まりの方が好きなため、ISTPの感情無視の正論が出ない内はISFJの好感が積み重なっていきます。
一方ISTPから見たISFJは、印象が薄いか八方美人に見えがちです。
効率よりも共感優先、自分の考えをなかなか言わない様はISTPから理解されづらく、「察してほしい」と言われているように感じたり、「いてもいなくても変わらない人」の様に映ってしまいます。
ISFJは集団の感情的なバランスを取っており、その場の皆が心地よく過ごせる空間になるように心がけているため、そのような行動を取っていますが、感情を読み取るのが苦手なISTPからは見えにくく勘違いされやすいです。
ただし、急に距離を詰められる事がお互いに苦手部分が共通しているため、お互いの距離感としては心地よいものになるでしょう。
ISFJの礼儀正しい所もISTPには心地よいポイントです。
2. よくあるすれ違いと対処法
- ISTPは自他問わず感情に鈍感
正しいと思えば周囲がどう思うか考えず発言し、場を凍り付かせる事もしばしば。
雰囲気を大切にしたいISFJにとっては引いてしまう原因になります。
逆に雰囲気を優先して意見を出さないISFJを理解できず「言いたい事があるならなんでその場で言わないの?あとで被害者振るのはやめなよ。」と直球すぎる言葉で埋まらない溝が出来る事も。
ISTPは各々正しいと思う事(信念)が強く、それが合わない場合に起こりがちな事です。
そういった場合は離れた方がお互いのためでしょう。 - ISTPの地雷に注意
ISTPは共感や感情的解決を求めるような話や自分で確保している一人の時間を脅かすような発言には忍耐が効きません。
ISFJは以下のような事は”思っていても口に出さないタイプ“なので、こういった衝突は少ないと思いますが、注意した方が良いでしょう。- 「〇〇さんからこんな事言われたの!ひどくない?」
→共感・感情的解決を求める - 「仕事で忙しいのは分かるけど、たまにはそっちから連絡してほしいな…」
→一人の時間を脅かすような要求
- 「〇〇さんからこんな事言われたの!ひどくない?」
- ISTPは期限付きの必要な連絡以外の返信が非常に遅い
一人の時間の優先度が高いために起こります。
特に雑談に関しては必要性を感じないため、返さない事も多いです。
ISFJは「嫌われたかな…」と不安になると思いますが、その必要はありません。
ISFJ自身が気持ちを整理したり、疲れて返信を先送りにする時の気持ちを思い返せば「ああなるほど」と思えるはずです。
ゆっくり待ってあげて、もし返信が無い場合は追加の連絡などせず、顔を合わせた時に普段通りに接してあげましょう。 - ISFJは感情的な寄り添いをしがち
ISFJは”誰かの役に立ちたい“という思いが強いため、他人の感情や状況に敏感です。
ちょっとした事でも「大丈夫?」と声を掛ける事があるため、ISTPからするとうっとおしく感じるかもしれません。
単純に心配しているだけで他意は無いので「大丈夫大丈夫」と軽く流してあげてください。
流された様子を見て、ISFJ側もそれで「あんまり心配されたくないのかな」と察するはずです。
3. 距離を縮めるためには
お互いに物事を時系列順に把握する力に長けており、知覚の仕方は似通っていて共感を得やすいです。
一対一でマンガの考察・ゲームの上達方法・好きな観劇、旅行など、特定のテーマについて話すと、視点が似ているので共通点を見つけやすく、打ち解けやすいです。
特にISTPは解決する事が好きなので、軽めの相談をISFJからするような形だと尚よいでしょう。
4. 時間を掛けてお互いを理解しあえばベストパートナーになれる
感情と論理どちらを優先するかと言う点では真逆なものの、共通点も多いです。
- 一人の時間を大事にしたい
- 一つの事に打ち込みたい
- 信頼するには時間が掛かる
- 一度信頼すると、とにかく尽くす
- 交友関係はあまり広げたくない
お互いの大事な事を理解し合えれば、生涯の親友や恋人になれるでしょう。
またお互い知覚の仕方が似通っているので、苦手な事を教え合うのには最適です。
ISTPが感情について学ぶ上でISFJが、ISFJが論理について学ぶ際にはISTPが最適な解説者になれます。
安心しつつお互いの成長も促せるようなベストパートナーになれるでしょう。
仕事における相性と課題

1. 知覚傾向が似ているので連携しやすい
お互いに物事を時系列順・詳細に把握する知覚傾向にあります。
そのため仕事上の連絡やコミュニケーションはスムーズに運ぶ事が多いです。
またそれぞれの得意分野が分かれており、分業にも適しています。
ISFJは規則通りのルーティンワークやToDoリストのタスクをこなしていく事が得意です。
ISTPは最新の情報を集めながら突き詰め、臨機応変に対応する職人のような仕事が得意です。
定常業務はISFJが担当しつつ、開発や緊急対応などの現場対応業務はISTPと分業する事が出来れば、お互いに心強い仲間となるでしょう。
一方、他部署への影響を考えたり、プロジェクトの進行管理など、長期視点が必要な業務はお互い苦手。
ENTP(討論者)・ENFP(運動家)・INTP(論理学者)・INFP(仲介者)と言った長期視点が強い人がチームにいるとより心強いでしょう。
※ENTP(討論者)・ENFP(運動家)はISFJとあまり相性が良くないので付き合い方には注意
2. どちらかが上長の場合どうなるかと、困った時の対処法
- ISFJが上長の場合:監督者としての役割が強くなるでしょう。
ISFJの個人の特性や心情を理解する特性が上手く働けば、ISTPが活躍できるように取り計らってくれる理想の上司になるでしょう。
逆にルールや伝統を重んじる部分が強く新しい事への抵抗感が強いISFJが上司の場合は、ISTPの信頼が無くなっていきます。
例えば既存のルールの意味をISTPから問われた時「昔からこうだから」と論理的じゃない理由を返すような状況では、著しくISTPのモチベーションが下がります。 - ISTPが上長の場合:親方と弟子のような関係になるでしょう。
状況把握と臨機応変な対応が得意なISTPにとって、自己の経験や前例踏襲が判断基準で計画外の状況が苦手なISFJは未熟な弟子の様に感じます。
問題解決を好むISTPは、これも問題と捉えISFJのフォローを積極的するため、頼れる親方として信頼されるでしょう。
またISFJの素直な所はISTPにとっても好ましく映ります。
逆にISTPの臨機応変さを部下であるISFJにも求めるような環境であれば、ISFJのメンタルが削られていきます。 - 困った時の対処法
どちらの場合でも、まずは1対1で正直に相談する事をオススメします。
特にISFJは心情に寄り添う特性があるため、親身になって相談に乗ってくれるはずです。
ISTPにおいても、一歩引いて現実をありのまま受け止める特性があるため、現実的な落とし所を提示してくれるでしょう。
しかし、それでもダメであれば環境を変える必要があります。
相手の中身は変えられません。変えられるのは自分の身を置く環境の方です。
言い出しづらい場合は退職代行と言う手段もあります。
以下にオススメの退職代行の紹介記事を載せておきますので、興味があればご一読ください。
女性向:【退職代行に迷うISFJさんへ】「わたしNEXT」なら自分のペースで辞められる理由とは?
男性向:【怖くて退職を言い出せないあなたへ】「男の退職代行」が“穏やかに辞めたい”を叶えます
まとめ
ISFJとISTPは、感情と論理の優先順位こそ逆なものの、限られた信頼できる人間関係の中に身を置きたいという価値観は一致しています。
一致している価値観を基盤として、違う部分はお互いを補い合う、もしくは高め合う要素となれば、非常に良い関係を構築できます。
職場の人がISFJ、好きな人がISTP、いろんな人がこの記事を読んでいると思いますが、まずは時間を掛けてお互いを知っていく機会を設けてみてください。
きっと居心地のよい安心できる関係を築けるはずです。
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