ISFJ(擁護者)の最大の特徴を解説~強すぎる共感性~

ISFJって?

ISFJの性格を簡単に一言で表すなら「他人の感情に敏感すぎる人」です。

日本人では6.82%、4番目に多いタイプ。
自身がISFJ・身近にISFJがいるといった方は多いのではないでしょうか。

この強すぎる共感性は、時に心を病むような短所に、時に人間関係における長所になります。

本記事では、ISFJの特徴である強すぎる共感性について解説します。

特徴~強すぎる共感性~

ISFJの大きな特徴が強すぎる共感性です。
他人の表情、挙動一つから相手の感情を読み取れてしまう非常に強力な能力と言えます。
「ISFJは性格が良い」なんて言われがちなのもこの能力による所が大きいでしょう。

ただしこの能力で読み取とれるのは感情のみ
誰に対しての感情なのか、何が原因なのかはわかりません。
そのため悲観的な想像で自分を痛めつけてしまう事もしばしば…
切れ味が鋭い刃物ほど危険な様に、ISFJも強すぎる共感性によって自身を傷つけてしまいます。

逆に正しく使えれば、これ以上ない武器となります。
人間社会は情報戦です。
この能力は意識せずとも正確な感情の情報を得られるため、より完璧な選択肢を選ぶ事が可能です。
仕事・恋愛において大きな武器になります。

恋愛における共感性の影響

恋愛において共感性は非常に強みになります。
逆に全く共感できない人は問題解決&理詰めモンスターと化します…
共感性は無くてはならないものです。
ここでは恋愛で共感性を上手く使えた場合、上手く使えなかった場合についての影響について解説します。

共感性を上手く使えた場合

相手の感情が分かるというのは大きなアドバンテージ。
特に小さな感情の起こりまで感知できるISFJは、相手が何に好感を覚え、何に嫌悪するのか最速で情報収集できます。
共感性により相手の不機嫌が分かるため、何が原因なのか、誰が原因なのか、考えるキッカケが自動的に作られるためです。
共感性が無ければ、この情報収集の土台にすら立てません。

男性であれば女性の理解してほしい願望を思うまま察してあげられる理想の彼氏になれます。
女性であれば男性を心から安心させられ、「この人だったら一生一緒に居たいな」と思わせられるような人になれます。
これは交際前から交際中までどの段階であっても強みになります。

ISFJの恋愛が長く続く理由とも言えるでしょう。

共感性を上手く使えなかった場合

共感性で感情が分かっても、何が原因か、誰が原因か考えられないと逆に自身の心を傷つける事になります。

相手の不機嫌を察した途端
「私何かしたかな…」「変な事言ったかな…」「嫌われてたらどうしよう…」
などと言った妄想が始まります。

次に自分が安心する為に見当違いな事について過剰に謝ったり卑屈になったりする事で相手に主導権を渡す事になります。
そうなるとあとは、依存される事に疲れた相手から嫌われるか、都合よく使われるようになるという最悪な状況が待っています。
※特に相手を利用しようとするような人とは本当に相性が悪いです。

最悪な状況でも強すぎる共感性は容赦がありません。
相手の不機嫌、見下した態度などが自分の心にグサグサと刺さり、体調を崩してフェードアウト。
大きな傷を残して恋愛がトラウマになってしまうなんて事も…

仕事における共感性の影響

人間はどこまで行っても感情の生き物。
共感性は他人から協力を引き出すために必要不可欠です。

どれだけ仕事で論理が大事と言っても、そこに感情が無ければ誰にも見向きされなくなります。
皆さんの周りでも「それ○○で良くない?」なんて言って浮いてる方…いませんか?

ここでは仕事で共感性を上手く使えた場合、上手く使えなかった場合についての影響について解説します。

共感性を上手く使えた場合

包み紙が汚いプレゼントをもらって嬉しい人はいません。
言葉も同じです。
共感のないむき出しの指示やアドバイスは受け取る側を疲れさせます。
共感性が高いISFJは受け取る側に負担なくコミュニケーションを取れるため、非常に信頼の厚い上長になれます。

また担当者としても他人からの協力を引き出せるISFJは、作業が早いだけの人よりも優秀です。
仕事のほとんどはコミュニケーション。
相手の疲れや落ち込みに敏感に気づきさり気なくフォローする事で、「まああの人の頼みならやるか」と思ってもらえるようになります。

このように共感性を上手く使えるISFJは人間と関わるであろうどの職業への適正もあると言えます。
「特定の職業にしか向いてない」なんて事はありません。
しいて言えば「他人を不幸にする仕事」「悪者にならなければならない仕事」は共感性の高さから心を病んでしまうかもしれません。

共感性を上手く使えなかった場合

相手の疲れや落ち込み、不機嫌が全て自分が原因のような妄想に取りつかれます。
どこかで笑い声が起きれば自分が笑われているような気がしてしまいます。
あとは恋愛と同じく道をたどります。

  1. 自分が安心する為に見当違いな事について過剰に謝ったり、卑屈になったりする事で相手に主導権を渡す。
  2. 依存される事に疲れた相手から嫌われるか、都合よく使われるようになる。
  3. 相手の不機嫌、見下した態度などが自分の心にグサグサと刺さり、体調を崩してフェードアウト。

また他者の不機嫌を自分が全て背負いこむため、意見の違う人間に挟まれてもみくちゃになります。
次第に「あの人が言っていたからやりました」「あの人はこう言ってるんですけど…」などと言い始め、他責思考で信頼を無くします。

相手を害さないため、自分の気持ちも吐き出せなくなり、うつ病か適応障害になってフェードアウトと言った事も…

強すぎる共感性はどう扱えばよいの?

他者の感情をただの一情報として冷静に捉える必要があります。
しかしISFJは先の事に対してすごく怖がり屋。
感情を受け取り次第、ちょっとでもネガティブな面があると最悪の想像に一直線です。
まずここを何とかしないと、怖くて考えるどころではありません…
何とかするためには直観力を鍛えましょう。

直観力とは?

様々な情報からパターン(傾向)を見つけて、未来予測する力の事です。

例えば友達と回転寿司に行った時、ホッキ貝→ミル貝→赤貝と頼んでいたらどうでしょう。
「この人は貝類が好きなんだな、じゃあ次はあわびでも頼むのかな?」
と予測できると思います。
すごく単純な例ですが、これが直観力です。

これが未熟だと常に何が起こるか予測が付かず、恐怖が芽生えます。
恐怖はネガティブな妄想を引き起こし、過度に不安になる事で冷静な行動を取れなくなります。
するとどうなるのか。接客業で後輩に教えている所を想定してみます。

  1. 「お客様の前では背筋伸ばしてね」と後輩に言った後、どうなるか予測がつかず恐怖。
  2. 「過去自分が言われた時はそんな事無かった」
    「同僚が注意された時もそんな反感は買っていなかった」
    という事実は誰かに言われれば思い出せる。
    しかし自ら思い出して予測する力がないので、無意味にネガティブな妄想を始める。
  3. 結果「嫌われてないかな」「怯えさせたかな」とずっと悶々してしまう。

このようにISFJは直観力が弱い傾向にあるため、不安感が強くなる傾向があります。

直観力を鍛える方法①~思いついた事を実行してみる

なんでもいいので、ふと自分が「やりたいな」と思った事を実行して見て下さい。
例えば

  • 昔やっていた卓球を久しぶりにやってみる
  • 学生時代の友達と連絡を取ってみる
  • 海が見たいから海に行ってみる
  • 前からやってみたかった習い事を始めてみる

とかなんでもいいです。
普段自分を押さえつけているISFJは「めちゃめちゃ楽しい」「すっきりした」と思うはずです。
この経験が増えていけば、ふと自分が思った事や湧き上がってきた気持ちは災難の予告でもなんでもないと思えるようになっていくはずです。

私は東京近郊に住んでいるので、葛西臨海公園にたまに行ったりします。
晴れた日の海辺でご飯食べるのはとんでもなく気持ちいですよ!

直観力を鍛える方法②~ホラー映画を見る

もっとお手軽?もしかしたら辛い人の方が多いかも…

ホラー映画を見ると、この次絶対襲ってくる!、この後やられる!といった感情が襲ってきます。
しかし展開を見てみると、意外に肩透かしな事の方が多い。

これも自分の不安って実は全然あてにならない事を実感する事が出来る手段です。

直観力を鍛える方法③~日記

日記を付けてみましょう。
不安だった事、なぜそう思ったのか、結果どうなったのか。
これを書きだす事で、実際自分の不安がどのくらい正しいのか体感できます。
自分の不安って実は全然あてにならないんだなってびっくりしますよ。

その内、数少ない当たっていた不安が分かってきます。
続けていく内に、正しく不安と思えるように直観力が高まってきますよ。

まとめ

今回は強すぎる共感性という切り口でISFJについて解説しました。

おそらく悩んでいる人も多いトピックだと思います。
毎日不安と戦っているISFJの方々の気持ちは良くわかります…

ただ直観力を鍛える事で、根本解決を図れるという希望がある事も忘れないでください。
ずっと不安で疲れてへとへとになっている方こそ、直観力を鍛える事で不安もなくなるしコミュニケーションもより上手く行くようになるはずです。

皆さんが他人の感情に振り回される事なく、毎日安心して日々を過ごせる事を願っております。

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