【知らない方がよかった…】ISFJ(擁護者)とENTP(討論者)が“相性最悪”と言われる理由とは?

他タイプとの相性

「私(ISFJ)と好きな人(ENTP)の相性ってどうなんだろう?」
「職場の上司がENTPで…指示は抽象的でよくわからないし、なんだか言葉に棘があって辛い…」
こんな悩みを抱えていませんか?

一般的にISFJとENTPは”相性最悪”と言われがちです。
なぜかというと最初はお互い魅力的に映るものの、お互いを知るにつれ、相手の欠点が目につく非常に厳しい関係なためです。

そんな両者が理解し合うには、お互いに足りない”ある”機能を発達させる事が最重要

本記事ではなぜISFJとENTPの相性が最悪と言われてしまうのか、どうすれば関係を良好に保てるのかについて詳しく解説します。

ISFJとENTPの特徴比較表

項目 ISFJ ENTP
知覚傾向 現在・未来よりも”過去”の経験を重視する。 過去・現在を元に分析した傾向(”未来”)を最も重視する。
交流傾向 他者との関係では何よりもその場の雰囲気が最重要(自分の意見は二の次)。
喧嘩や言い合いを見るのは苦痛。




大人数よりも少人数の集まりを好む。


他者との関係性(上司・同僚など)を重視するため、親密になるには時間がかかる。

感情に寄り添う落ち着いた交流を好む。


物怖じせず、コミュニケーションに自信がある。
他者と対立し意見を言い合う事を好み、協調できる場面でもより良い結論を出すためにあえて競争的な態度を取る。
必要に応じて自身のパーソナルな情報の開示も厭わない。
アンテナが高く、多くの人や話題に対してすぐに反応し、意見交換(情報収集)しようとする。
自身と相違があろうと他者の信条や価値観は許容する。(論理的なため自身と他者の主張を感情で混ぜない)
問題解決のためなら素早い対応やまず批判から入るため、他者への思いやりや気配りは示さない。
嫌いな人 誰かを蔑ろにする発言・行動をする人
自分で言った事を守らない人
能力が低い人
能力があるのに発揮しない人
柔軟性が低く適応できない人
感情的な人(非論理的な人)
保守的で狭量な人
仕事傾向 規則正しく計画的な行動を好み、臨機応変な対応は苦手。
ToDoリストを次々と消化していく事でモチベーションが上がる。
責任感が強く、一度手を付けた仕事は根気強くやり抜く。
職場なども明文化されたルールがある方が心地よい。

実践的でない理論や漠然とした経験則、方向性だけの詳細がぼんやりしたプランなどを信用できない。
一貫性のあるデータや現実的な計画を信用する。
分析力、問題解決力に自信があり、臨機応変な対応が得意。
期間の長短に関わらず、解決する問題が曖昧・複雑・困難で”自分しか出来ない”と思えるものであるほどモチベーションが上がる。
保守的で、自分の意見が非論理的に却下されたり、考えの深さや能力が疑われるような環境は耐え難い。
目の前の単一・具体的な事象から考えたプランは視野が狭いとして信用しない。
様々な事象から傾向を分析し、抽象→具体のように構造化したデータに基づく計画を信用する。
自己評価 現実的。常に内省的なので、過大も過小もしない。 自分の能力に自信がある。
承認欲求 自分の努力に対する評価は言葉や態度で示される事を好む。
通知表や給与、評定だけでは不満。
自身のパフォーマンスに対するフィードバックを好む。

ISFJとENTPの相性

冒頭に述べた通り初対面ではお互い自分にないものに惹かれる(憧れる)傾向にあります。

ISFJはENTPのコミュニケーション能力の高さや新しい事へ挑戦する姿勢、臨機応変な対応力に惹かれ、
ENTPはISFJの責任感の高さや細かい気配りに惹かれます。
しかし関わる事が多くなるにつれ、お互いの苦手な部分が目につき始めます。

ISFJが苦手なENTPの行動・価値観

  • まず批判から入る事が多い
  • 意見を求め、理解出来なければ執拗に質問を繰り返し、対立(論破)しようとする
  • 理詰め・批判・酷評など、必要と判断すれば他人を気遣わなくても良いと思っているように見える
  • 言う事がすぐに変わったり、約束やルールを軽視したりする

ENTPが苦手なISFJの行動・価値観

  • 議論したいのに簡単に折れて共感しようとする
  • 新しい事へのチャレンジに後ろ向き
  • 計画外の出来事に対処する能力が乏しい
  • 昔(過去)どうだったかや、今決まっているルールにこだわる
    (ENTPからすると現在論理的に正しい事をなぜ選ばないのか理解できない)

行動原理や動機がお互い理解出来ないため、「彼(彼女)は宇宙人ではないか…」と思えるほどです。
付き合いが長くなればなるほど、このストレスは増していき、何も対処しなければ関係は悪化していく可能性が高いです。

お互いが理解し合うためには

ISFJとENTPがここまでお互いを理解し合えないのは、得意不得意が真逆だからです。
タイプ診断には心的機能という定義があります。
※心的機能:思考や感情など人の情報処理の特徴を示すもの。
 詳細はこちらの記事を参照:MBTIにおける心的機能・態度についてわかりやすく説明! 
タイプ毎に発達しやすい順に
主機能・補助機能・第三機能・劣等機能
があります。
それがISFJとENTPとで”真逆“なんです。

区分ISFJENTP
主機能内向感覚外向直感
補助機能外向感情内向思考
第三機能内向思考外向感情
劣等機能外向直感内向感覚
  • 内向感覚:五感から得られる具体的なデータの蓄積から情報を集める機能
  • 外向感情:場の空気や他人の感情に基づいて、協調できるかを重視して判断する機能
  • 内向思考:周囲に惑わされず内面で思考し、自分なりの納得をもとに判断する機能
  • 外向直感:データを広く収集・組み合わせ、パターンや可能性などの情報を集める機能

お互いを理解し合うにはお互いの第三・劣等機能を発達させていく必要があります。
とはいえ相手を変える事はできないので、必要ならば自分の心的機能を発達させるのが良いでしょう
以下の記事がISFJの第三・劣等機能を発達させる上で参考になると思います。
 【ISFJの短所って?】欠点を克服して不安を消す方法!

自分の劣等機能を発達させつつ、無理のない距離感で接する事で強い絆を育んでいけるはずです

真逆のタイプでも自分の考えを補完してくれるので相性がいい?

人によっては「真逆のタイプでも自分の考えを補完してくれるので、相性がいい」と仰る方もいらっしゃいます。
もちろん各タイプでも劣等機能を発達させている方もいますから、そういった実例がある事は否定しません。

しかし自身も相手も劣等機能を発達させていない状態で接してみるとわかります。
自分と違いすぎる、理解出来ない事のストレスは尋常ではありません

私はISFJですが、ENTPの特に苦手な所は「意見を求め、理解出来なければ執拗に質問を繰り返し、対立(論破)しようとする」でした。
ENTPはISFJに意見を求めようとするものの、ISFJの過去の経験や具体的な物事から知覚する考え方を理解しづらいです。
そのため理解できるまで執拗に質問を繰り返し、対立(論破)しようとしてきます。
ISFJとしては対立そのものが苦痛であるため、ENTPの意見に寄り添おうとしますが、様々な意見を情報収集したい彼らはそれを”拒絶“します。
意見を言えば質問責め、寄り添おうとすれば拒絶となってしまい、非常に困った記憶があります。

職場など逃げづらい環境でこの状態になると、ISFJの心が壊れてしまいます。
もし辛くてどうしようもない、一人で逃げるのが怖い場合は退職代行の利用がオススメです。
 女性向:【退職代行に迷うISFJさんへ】「わたしNEXT」なら自分のペースで辞められる理由とは?
 男性向:【怖くて退職を言い出せないあなたへ】「男の退職代行」が“穏やかに辞めたい”を叶えます

心が壊れたら、回復するまで何か月~何年と言う時間が掛かります。
壊した相手は責任を取ってくれません。
自分の心に耳を傾け無理をしないようにしてください。

まとめ

ISFJとENTPの関係は、離れていたり初対面だったりするとお互い魅力的に映るかもしれません。
しかしお互いの劣等機能が未発達同士だと、近づくにつれてあまりに理解し合えないストレスフルな関係となってしまいます。

「ENTPと仲良くなりたい」「ISFJと仲良くなりたい」
そう思うのであれば自身の劣等機能の発達は不可欠ですので、前向きに取り組んでいきましょう。
お互いの心理的特徴を知り、思いやりを持って接することで、この2タイプでも深く、強い絆を育んでいけるはずです。

ただし無理だけはしないでください。
辛い時は逃げていいです。
心を壊した相手は責任を取ってくれません。

あなたがお相手と理解し合い、良い人間関係を築ける事を願っております。

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